環境に配慮した製品の開発

環境への取り組み

プレス関連製品事業

東プレが持つ大きな強みの一つが、ハイテン材(高張力鋼板)の加工技術です。

鉄の中でも特に強度が高く、成形が非常に困難なハイテン材を、東プレは高い技術力で製品化しています。

自動車の安全性を確保しつつCO₂排出量削減をサポートしていくために、各パーツのさらなる軽量化と高強度化を追求し、地球環境と新しいクルマ社会のための技術を提供していきます。


  • 冷間1,470MPa材のプレス部品への適応拡大

  • CO₂発生量の多いホットスタンプ工法から、同等強度でCO₂発生量の少ない冷間1,470MPaのプレス部品の技術開発を進めています。


  • 電気自動車用バッテリーケースの開発・製造

  • 電気自動車用バッテリーケースは、水密性確保や電池収納容量、強度保証等が重要になりますが、生産技術ノウハウと構造解析を駆使して高品質/低コストに繋がる技術開発を行っています。

※CO₂排出削減効果 15,455 tCO₂/年
[総生産製品重量(980、1180Mpaハイテン)×軽量化率(590Mpaハイテン比較)×燃費改善率
(ガソリン削減)×ガソリンCO₂排出係数]

定温物流関連製品事業

  • GBS

東プレの定温物流関連製品事業の主力製品の1つであるGBSは、発電機を搭載した冷蔵冷凍装置です。これにより、従来不可能であった冷蔵冷凍車のアイドリングストップを可能にし、荷下ろし時にエンジンストップをすることで、CO₂の排出量の削減に貢献しています。

※CO₂排出削減効果 4,871 tCO₂/年
[GBS市場稼働台数×燃料削減効果(軽油)×軽油CO₂排出係数]

  • 低温暖化冷媒採用

業界に先駆け、冷凍車にR452A冷媒 (低温用)・R513A冷媒(中温用)を採用しました。これらは地球温暖化に与える影響が従来の約1/2と環境負荷が低い代替冷媒となります。


※地球温暖化係数
R452A 46%削減(従来冷媒:R404A比)
R513A 56%削減(従来冷媒:R134a比)

空調機器関連製品

  • デシカント外気処理機デシトップ

日本の省エネルギー対策として業務その他部門、家庭部門で2030年のCO₂排出量を2013年度比、約▲40%と大幅に削減することが必要となっています。

そして建築物エネルギー消費性能向上に関する法律の公布や将来のZEB化目標等、省エネルギー化に向けた設備機器が一層必要となってきてます。

東プレはこれまで蓄積された「冷熱技術」「換気技術」「送風技術」を駆使し、省エネルギー化に効果がある外気処理機「デシトップ」を商品化し、販売しております。「デシトップ」は熱源(冷温水、室外機)不要のヒートポンプ式。全熱交換器、ヒートポンプ、デシカントローターを内蔵し、3段階で室内の湿度コントロールをします。空調システムの省エネルギー化はもちろん、「快適」な室内環境を実現できます。また、安定した湿度を保ちたい施設にも最適な外気処理機です。

このデシカントシステムでは、従来のシステムと比較し年間約30%の省エネを実現しております。

※CO₂排出削減効果(1システム当たり) 1.7 tCO₂/年
[削減電力(従来空調方式比較)×電力CO₂排出係数]

電子機器関連製品事業

人間工学を考慮した東プレのキーボードは、入力時の静かさや抜群のキータッチ感を実現しています。

また、長時間の使用でも疲れにくく耐久性にも優れているため、金融機関の業務用、計算センターでのデータ入力用、流通、交通、医療、コンビニATM、放送機器向けなどの各種入力専用機として、さまざまなお客様にご利用いただいております。

REALFORCEシリーズのキーボードには、OEM生産で高い評価を得ている業務用キーボードと同じ静電容量無接点方式が採用されています。

※CO₂排出削減効果 433 tCO₂/年
[高耐久率(一般キーボード比較)×生産台数×プラスチック廃棄CO₂排出係数]

新製品開発の取り組み

管路式ナノ水力発電システム開発

当社は循環型社会と脱炭素化社会の実現を目指し、「管路式ナノ水力発電システム」の開発を宮崎県高原町の協力を得て進めてまいりました。
しかしながら、様々な要因を総合的に考慮した結果、本製品の開発は中止することとなりました。
当社は今後も持続可能な社会づくりに向けて、さまざまな活動を続けて参ります。
何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
※2023年9月29日 更新



最終更新日:2023/09/29 取り組み内容を更新